【考察】本当の『サービス』について考えてみた。


『人生の自由研究へ』ようこそ!(‘◇’)ゞ



さて・・・オーストラリアから日本に戻って来て、早いもので半年以上が経ちました。


自分は今、サービス業に従事しています。


全く新しく経験する業種ではありますが、いろいろなことが新鮮で面白い仕事だと感じています。


正直、製造業しか経験したことのない自分が、まさかサービス業に転身するとは思いもよりませんでしたが。(しかも2回も・・・笑)



今回は、そんな経験の浅い業種ではありますが、働いていく中で少し思うことがあったので久しぶりに筆を取ってみた次第であります。




さて、このブログを読んでいる人達は『サービス』と言う言葉を聞いてどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?


サービス・・・顧客に何かしらの価値を提供すること、形のない付加価値、もしくは奉仕活動・・・何となくではあるがこんなイメージが沸いてくると思います。




しかしながら、とかく日本に置いてはサービスと言う言葉の意味を間違って認識されている節が感じられます。



サービスとは、一般的に『有償で無形の効用や満足を提供する行為』であります。


そしてサービス業とは、それらを顧客に提供する業種を指します。


しかしそこには、何故か『低価格かつ高品質で付加価値の高い物でなければならない』と言う勝手な商業的解釈も付き纏います。




実はこの勝手な解釈が非常に厄介な代物であります。


何故なら実際にサービスを提供しているのは、現場で働いている労働者に他ならないからであります。



これを先の『勝手な解釈』に当て嵌めて考えてみて頂きたい。


そうすると

『低価格』= 低賃金 (薄利多売)

『高品質』= 際限無い品質要求(過剰な品質) を

『付加価値の高い』= 本来求められている以上の価値 で提供する・・・

と言うことになりますよね。


『有償で無形の効用や満足を提供する事』が本来のサービスである筈なのに・・・。



そして更にその『無形の効用や満足』は、サービスを受ける側(顧客)の判断次第では無残にも無効になってしまうリスクがあると言うことであります。



そう・・・。


有償である筈のサービスを受けたにも関わらず、顧客がそのサービスに満足しなければ、本来は『正当な報酬(もしくは対価)』が求められる筈なのに、最悪タダ同然になってしまうのであります。



「より敏速に高品質なサービスを提供するのは現場の人間として当然だ。」


「サービス業なのだからお客様に満足してもらうのは当然だ。満足してもらえないのであればお金を頂く訳にはいかない。」



自分は実際に働く中で、何度かそんな現場に居合わせました。

(幸いと言ってよいのか、まだ自分はその当事者になってはいないが・・・。)




自分は考えた。


(確かに正論だ・・・。)


(でも本当にそれが正しいのか?)


(本当にそれで良いのか?)


(きちんとサービスを提供したと言うのに・・・。)


(こちらに非が無いと言うのに・・・。)




何処か釈然としないモヤモヤが溢れてきた。


確かにサービス業とは、顧客に満足してもらってナンボの仕事であるのは揺るぎない事実であります。



しかしながら、そもそもそれもおかしな話しで、サービスが発生した時点で顧客はそれに『報酬を支払う義務』があり、それに『同意』したことになる筈なのです。


はっきり言わせてもらえば、顧客がそのサービスに満足出来ないのであれば、二度とそのサービスを受けなければ良いだけの話しであります。


現場の人間がタダ働きする義理など微塵も無いと言うのに・・・。



そしてタダ働きさせられたら挙句に、その責任までも現場で働く人間が背負わされると言う『矛盾』が生じる訳であります。


ある意味、サービスの語源でもあるラテン語の『servitus(奴隷)』であるとも言えますが・・・。


全く笑えない話しであります。


まあ、この点に関しては以前働いていた製造の現場でも同じではありましたが・・・ね。(苦笑)




自分が思うに、日本に定着してしまっている

『〇〇のサービス品ですよ〜。』とか

『今日は〇〇をサービスしますよ〜。』とか言う

『サービス = 安売り or 無料』的な意味で使われているのがそもそも大きな間違いだと感じています。


そしてしまいには『サービス残業』などと言う、訳の分からない言葉までが現れる始末であります。



いつからこうなってしまったかは分かませんが、間違っても『サービス = 無料奉仕活動』ではないのです。


この様な認識でいるのですから、当然いつまでもサービス業に対しての社会的地位や価値も低いままなのです。




自動車整備士、

医療従事者、

介護士、

清掃業者、

更には自衛隊員、

etc,etc・・・。


『形のない価値を提供する仕事』に従事する者は、全て『サービス業』なのですから・・・ね。



そう考えると、なんとこの世の中に『サービス業』が多いことか。



サービス業に従事する人達が正当な『対価、報酬、地位』を獲得するためには、世の中のサービスに対する偏見を是正する必要があるのは明白であります。


逆に言えば、自分はその現場に実際に身を投じたことで、身を持って体験出来たとも言えます。


そして今回、このブログを書くことによって、サービスに対する世の中の認識が少しでも変わっていくことを願うばかりであります。



では、また! (=゚ω゚)ノ



【追記】

面白い記事を見つけました。

今回の内容にガッツリ食い込む内容であります。👇

jinseino-jiyuukenkyû

普段の生活の中で気が付いた、”自由” になるためのヒントを綴ったブログです。

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