異国の文化に触れ、公園の ”真” の在り方を考える・・・。
『人生の自由研究』へようこそ。
今回のお題は
『公園の ”真” の在り方を考える・・・』
と言うことで書いてみたいと思います。
少しまえから、妻からこんな話を聞いていました。
「知り合いの人と(日本の)近所の ”文化遺産跡地” を修繕して公園として再利用するような話しをしている・・・」
と言う内容でした。
その話の趣旨には
『敷地内の建物を修繕し利活用できるようにすることで、浜松の未来の世代に地域の歴史を伝えながら、多世代、多様な人が交流できる公園をつくること。そしてそれぞれの建物ごとに利用方法や修繕方法を検討する。』
と言う内容がありました。
※HP文言引用【万斛庄屋公園メイキングプロジェクト】
それを聞いて、自分も以前から日本の公共の敷地や公園等の使い方などに、疑問を抱く場面が度々あったのを思い出しました。
日本の公共施設や、公園等の看板に書かれた、首を傾げたくなるような『ルールやマナー』の数々を・・・。
👇 特に日本の公園では、下の様な看板をよく見かけますよね・・・。
● サッカーや野球等の球技の禁止
● 犬の散歩や遊ばせる行為の禁止
● ローラースケート、スケボー、ラジコンや自転車の練習の禁止
● 芝生に入る行為の禁止
● 音楽の演奏の禁止
● BBQの禁止
等々・・・。
もうここまでくると、なんだか分からない状態ですよね (笑)
更には、危険だからと言う理由で ”遊具を使用禁止にして撤去” までする公園が出る始末・・・。
一体、日本の公園は ”何のため” に、そして ”誰のため” に存在するのでしょうかね?
何もせずにただ ”静かにしている場所” だとも言いたげな感じですよね 。
以前にもこのブログで『オーストラリアの公園事情』について書きましたが、先に書いたような ”禁止事項” はオーストラリアの公園には無いのであります。
一部住宅地に隣接している場所は『模型飛行機』がNGだったり、スポーツがメインのグラウンドでは『犬の散歩』がNGだったりしますが、そういう場所は稀であります。
実際に公園内の川や池には、柵やフェンスの類が無かったり、芝生との境界線も無く自由に出入り出来ます。
👇 我々家族が住んでいるパース近郊にある『スワンリバー沿い』には、公園やサイクリングコースが続いていますが、一切フェンスが存在しません。
👇 サイクリングコースには、こんな自転車修理用の工具とポンプまで設置されています。
👇 驚くことに無料のBBQコンロまで設置されている公園があります。
実はこれ、オーストラリアでは特別な設備では無くて、多くの公園に常設されているのです!
国が違うとはいえ、これにはさすがに驚きました。
この様に、公園や広場には『利用する人たち』の事を第一に考えた設備が備え付けてあるのです。
👇 そして多くの公園で、自治単位のフリーマーケットが毎週のように開催されています。
多くの店でスゴく賑わっています。
食べ物の美味しそうな匂い、そして流れる陽気な音楽が、訪れる人たちの心を和ませますね。
👇 学校のグラウンドも、放課後や休日は一般の人たちに開放している所もあります。
見ての通り、フェンスは一切なく、誰でも自由に使えます。
休日は、サッカーやラグビーをする子供やその家族が大勢います。
ベンチでランチを楽しむ人たちも居ました。
自分も夕方にラジコンをここで走らせていました。
正直、こちらが気を使ってしまうほどオープンに利用されています 。
👇 公園とは違いますが、スワンリバーの入り江には船着き場がありますが、そこにも一切フェンス等がありません。
ここでは自転車でサイクリングしている人たちがいます。
日本では
『落ちたら危ない』
だの
『子供が近づいたら危険』
だのと、やたらとフェンスを付けたがりますよね。
👇 下の写真の場所なんか、日本では一発でアウトだと思います (笑)
一応フェンスは付けてありますが、何故か片方しかついていませんね (笑)
このフェンスは恐らく転落防止では無く、見晴らし小屋までの『手すり』と途中で川を眺めるための物なのです。
根本的に考え方が違うのですね。
そして自分と妻は、これらの場所を見てこう思ったのです。
(オーストラリアは ”危ない場所では自分で気を付けろ!"と言うことなんだなぁ・・・)
と・・・。
それに比べて、日本は本当に『超過保護』な国だと思います。
いろんなところに『注意書き』や『安全対策』が万全に施されています。
そんな国だから、過剰なほどの ”ルール” やら ”マナー” やらが出来上がるのです。
そして、その ”ルール” やら ”マナー” で何も出来ない ”つまらない国” になって行くのです。
本来なら、公園だって誰でも自由に使える場所だったはず・・・。
それを、誰かが勝手に決めた ”ルール” やら ”マナー” で、使い道のない ”ただの飾りの場所” になり下がったので。
自分は思うのです。
根本的な考え方を変えない限り、何処にでもある『つまらない場所』がまた一つ増えるだけになってしまうのでは・・・と思えてなりません。
また、自分の思い過ごしなら良いのですが・・・ね。
そうそう・・・ついでなので、自分が日本でも見てきた素敵な『文化遺産の活用法』をご紹介したいと思います。
いろいろなジャンルの人たちとの ”交流の場” として、この様なイベントを定期的に開催する方法は、日本での公園や文化遺産の有効活用する手段として、非常に良い方法ではと思いますね。
👇 以前書いたブログの中にも、今回のテーマに通じる内容が書かれています。
【『オーストラリアに来て3か月・・・日本を見て、ふと思うこと・・・。』】
今回はこのぐらいで・・・。
では、また (=゚ω゚)ノ
2コメント
2019.04.08 09:14
2019.04.07 23:36