『もしお金の価値がなくなったら・・・』

『人生の自由研究』へようこそ。


さて今回も、またまたこんなお題目で始まりました(笑)


前回は『海外に行けなくなる日』と題して、経済成長の話をしましたね。

👇 前回のおさらいです。

『いつか海外に行けなくなる日・・・。』

それに少し関係する話しをしたいと思います。


さあ、ここで突然ですが質問です。

『お金の価値』って何でしょうね?


ではここからは、お金が出来た経緯を辿ってみましょう。

(そんなの知ってるよ、と言う方はスルーして下さいね)



皆さんは物を買う時に、当然のように使っている『お金』・・・。

お金の無い時代は何で物を手に入れていたのでしょうか?


そう、最初は『物々交換』でした。

例えば、誰かが手に入れた ”肉” を自分も欲しい・・・。


どうしたら良いか。

そうだ、同等の『対価』と交換してもらおう。

『君のその肉が欲しいから、自分のこの毛皮と交換しないか・・・。』

そんな取引があったに違いありません。



知恵が付くまでの動物だった時代は

欲しいものは奪い合ったかもしれませんよね。


しかし、知恵を付けて『社会活動』をするようになってからは

無駄な争いを避けるために『物々交換』という仕組みを取り入れたのです。

そしてそれに目を付けた人たちは『商売』という形で、より多くの人たちと『物々交換』をし始めました。


しかしながら、更に大きな物や大量な品物を取引しようとしたら『物々交換』では大変ですよね。


『君の肉100kg欲しいから、自分の毛皮100㎏と交換しよう・・・。』

・・・非常に効率が悪いですよね(笑)



そこで、『貴金属』の登場です。

そう、『金』『銀』、または『宝石』の類であります。


これなら、より『価値のある物』で交換できるので、肉100㎏も金貨1枚で十分交換出来たに違いありません。

より少ない『価値のある物』『同等の対価』を得る。


この時、初めて『お金』という『金銭価値』が出来上がりました。

『金』『銀』ならば、大きな品物を持ち運ぶ必要がありませんよね?


そのうちに、物流は更に大きくなっていきます。


そして

『君の肉10トン欲しいから、自分の金貨100枚と交換しよう』

・・・さて困りましたね。

金貨100枚って結構な量ですよね?

1/2オンス金貨が15.5gですから1.5㎏ぐらいですね。

重さは大したことないにしても、買い付けの度にかさ張る金貨を持ち歩くのも難儀なことであります。



そこでいよいよ『紙幣』の登場です。

紙幣は当然のごとく、貨幣に比べて軽いですよね。

そして、何よりも『価値』をこっちで勝手に決めることが出来るのです(!)

ちょっと強引な言い方かもしれませんが、『100』と書いた紙幣が金貨100枚と同等の『対価』と決めてしまえば良いのです。

そうすれば『肉10トン』『紙幣1枚』で買えてしまう計算になるのです。



ちなみに、日本の紙幣を見ると『日本銀行券』と書かれていますよね?

要は日本の銀行が

『これは日本が “信用” という価値を保証した券』ですよ。

と言うことです。


逆に言えば、日本が発行した券だから “信用” されているとも言えますよね。

非常に面白いですよね。



そうなんです。

『お金』とは “人間” が勝手に “貴金属” と同等の『対価』を与えた物に過ぎないのです。

ですからそのお金の価値さえも常に変動していますよね?


中国が独自の通貨『人民元』を発行したり

最近でいえば、トルコリラが暴落したり

為替レートも常に変動しています。

そんな感じで、人間の都合でその『価値』は常に変動します。

要は “信用” されなければ、その物の『価値』はどんどん下がっていくことになります。

かたや『金や銀』の貴金属は今後その希少性から、どんどん価値が上がっていくでしょう。



そして今、その『紙幣や貨幣』の現金の ”存在価値” すらも薄くなっている様に感じますね。


以前にも書いたように、各国が『キャッシュレス化』に進んでいる現在、自分が住むオーストラリアでもそれを実感しています。



自分は時々思うのです・・・。

『この世からお金の価値が無くなったら、どうなるのかな・・・』

って・・・。


『何を馬鹿なことを考えているんだ』

『そんな訳ないだろう』

って思いますよね?(笑)


では、一つ皆さんに質問です。

『高級品と言われる物を持つ理由は何ですか?』


殆んどの人がこう答えるでしょう。

『価値があるか』・・・と。


そう・・・

その『価値』とは?

金銭的『価値』だとは思いませんか?


もしもお金に『価値』がなくなれば、その『高級品』と言われる物の大半は『価値』を失うかもしれません。

そうなったらどうなるか・・・。


答えは簡単です。

『真にその物の価値が分かる者だけが所有する物』になるのです。


先も述べたようにトルコリラは今年に入って半分の価値になりました。

(5、6年前に比べると1/6に下がっているらしいです。)

それが日本にも起きないとは保証できません。


だって日本の “信用” がこの先も保証されるとは思いますか?

今の世の中は『経済成長 = 信用』とも言えます。

経済成長の望めない日本に果たして “信用” はあるのか・・・。


もしトルコのようなことが起きたら・・・。

それこそ誰かが言ったような、『カップラーメン400円』の時代が来そうですよね(笑)


それを考えると、日本の銀行にお金を預けておくのは一抹の不安がありますよね・・・。

機会があったら、そこら辺も少し書けたら良いなと思っています。


では、また (=゚ω゚)ノ



以前書いたブログです。よかったら覗いて見てください。

【 ネットバンク&電子マネー化』が進むオーストラリア・・・。

【 日本が『先進国』でなくなる日 】

【 町から銀行がなくなる日・・・。

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