学校教育を通じて、今『日本人』に必要なこととは何かを考える・・・。
『人生の自由研究』へようこそ。
さて、一か月ほどブログ更新をサボっていましたが、ふと思い立ってこの記事を書いています。
今回は先日、息子の通う『語学学校』の面談に行ってきた時に感じた事を、書きたいと思います。
今回の面談は、妻の代わりに自分が行くことになりました。
自分は、英語が殆んど話せない (!) ので、普段お世話になっているトラベルエージェントの方に一緒に来てもらう様にお願いしました。
息子は後2か月半程でこの学校を卒業することになります。
妻も心配していましたが
(学力不足で卒業できないのではないか・・・)
(学校の授業に着いて行けてないのではないか・・・)
(そもそもどんな内容の話なのか・・・)
そんなことを考えたりもしていました。
そんな心配をよそに、学校の教室で『担任教師』と『Director of Studies(学生の勉強プログラム担当教師)』の二人が出迎えてくれました。
殆んどはトラベルエージェントの方に会話をお任せする、そんな不甲斐ない形で面談が進みました(笑)
そんな中で、ふと気が付いたことがありました。
先生方からの質問がこの様な内容だったのです。
『授業中にホワイトボードの字が読見づらい様だが、視力はどれぐらいだったのか?』
『日本の学校ではどんな科目に興味があったのか?』
『将来の夢は?』
『普段は何に興味があって、どんな遊びをしているのか?』
そう・・・学力に対しては一切触れないのです。
息子の今後の授業が少しでも ”有意義” なものになる様にと、配慮している様に感じました。
そして、息子の ”得意分野” や ”興味” を伸ばし、将来を楽しく過ごす教育したい・・・そんな思いが伝わってきました。
この学校には中国・韓国・中東・ロシアなど、多くの国の子供が英語を学びに来ています。
様々な人種や文化を、このオーストラリアと言う国は『寛容』に受け入れてくれる・・・そんな雰囲気があります。
その中に混ざって自分の息子も学んでいるわけですが、なるべくそれぞれの子供に合った授業を行ってくれている感じでした。
今の日本では、なかなか難しいであろう教育を実践している・・・そんな風に感じました。
息子のいた日本の学校はどうだったか・・・、
日本の学校では、面談でまず触れる部分はと言うと “学力” や “成績” がメインであります。
『この子はここが弱いのでこの部分をもっと頑張ってください。』
『今後の進路はどうされますか?』
『社会に出ていくにはこの部分がもっと必要です。』
『今の学力では・・・・』
とか、そんな話しばかりです。
日本では残念ながら、個人の ”得意分野” を伸ばす様な教育は必要とされていない様です・・・。
そう・・・そう言えば、SNSで見かけた記事にもこんなことが書かれていました。
『本田圭佑』が日本の朝鮮学校に訪問した経緯を取材した記事であります。
👇記事のリンクはこちら。
【本田圭佑から届いたメッセージ~朝鮮学校訪問の理由、愛国心とは、日本人であることとは~】
その記事に書かれている中で印象深かった言葉が
“何人であるか”よりも、“人としてどうあるべきか”
“自分の国しか愛せないのは問題”
“メディアの問題を変えなければならない”
・・・でした。
どうでしょうか?
「この話しと教育は関係ないのでは?」
と思われる方もおられるでしょうね。
しかしながら自分が、今の日本に対して疑問に感じている “閉鎖的な物事の考え方” の、ある意味その答えがここに書かれている様な気がしたのです。
『日本人であるという “足かせ” を付けられて、常にメディアに踊らされ “日本” と言う場所での生きる術を学んでいく』・・・。
それが人としての物事の考え方を狭め、受け入れる心すらも狭めていく・・・。
この記事を読んで、自分はそんな風に感じたのです。
人と何かが違えば ”叩かれ” て、メディアで報道され ”吊るしあげられる” ・・・。
それは既に学校教育の場から始まっている・・・。
・・・考えすぎですかね?
とは言え、今の日本には、様々な物の考え方を受け入れる『寛容』さが足りない様に感じるのは間違いないと感じます。
もっと視野を広げて、いろいろな視点で物事を見る力が求められている様な気がしました。
自分の息子も、このオーストラリアと言う場所で『いろいろな考え方・物事の見方』を学んでくれたらと願うばかりです。
自分たちが日本に帰った時、自分たちの目に『日本』は・・・そして『日本人』はどのように映るのか・・・。
そして息子の目にはどう映るのか・・・。
ある意味、楽しみでもあり、不安でもありますね。
👇 以前書いたブログです。是非、覗いて見て下さい。
【『オーストラリアに来て3か月・・・日本を見て、ふと思うこと・・・。』】
では、また (=゚ω゚)ノ
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